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2010年07月 アーカイブ

世界の宇宙開発

ロシアは、1基のロケットで8個の軍事衛星を1度に打上げるという計画を、その後も継続して行っています。


(コスモス617号~624号、コスモス641号~648号、コスモス677号~684号)。


米国もまた偵察衛星の打上げを続けており、1974年には、2月と6月に短期間軌道飛行を行った衛星を含む、幾多の衛星を打上げていました。


そのビッグバードシリーズの衛星は、7月20日トルコ軍がキプロスに侵入したときには、すでに軌道を回っていました。


この東部地中海での危機における衛星による偵察の密度は、前年10月の中近東を対象としたものに匹敵するほどのものでした。


この間、ロシアは有人飛行の分野でも米国に追いついています。


ソユーズシリーズが始められ、地球に近いサリュート宇宙ステーシヨンと連動していました。


米国では1973年11月16日のスカイラブ以降、有人飛行は行われていません。


その再開は1975年7月15日、経験豊かなトマス・スタッフォード飛行士(彼は10年前にジェミニシリーズで初めて宇宙飛行を体験しています)とスレイトン、ブランド両飛行士を乗せたアポロ18号まで待たねばなりません。

世界の宇宙開発 2

アポロ18号を最後に、米国は有人飛行計画を1981年まで中止し、スペースシャトル第1号の登場となります。


米国では当時、有人飛行の中止は政府が犯した大きな誤りであるという批判が寄せられました。


しかし、そのような飛行の継続を正当化する理由は何もなく、それよりもスペースシャトルの実用化に持てる力を注ぐべきであるという意見もまた強かったのです。


ロシアの側では、1974年から始まった有人飛行計画を間断なく継続していました。


この中には、有人飛行の宇宙滞在記録を次々と樹立した、2つの重要な宇宙ステーション、サリュート6号および7号が含まれています。


このサリュート宇宙ステーションは、宇宙滞在が6ヶ月以上にも及んだ際の飛行士の作業効率に懸念が残るものの、長期にわたって残存する悪影響を心配せずに、人間が宇宙でかなりの月日を過ごすことができることを示したのです。


ある飛行士は帰還後、任務に応じて幾らでも長い間、宇宙に留まっていることもできるとさえ語っています。


けれども何人かのロシアの飛行士は、その宇宙飛行中に異常な体験をしたことも事実でしょう。


例えばある飛行士は8~10センチメートルほども身長が伸びてしまいましたが、地球帰還後に平常の重力を受けると、数日して元の身長に戻っています。


1982年になると宇宙飛行を行った2番目の女性となったスベトラーナ・サビツカヤ飛行士が、サリュートに乗り組むことによって、生物学上のテストが一層進展することとなりました。

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