世界の宇宙開発 3
男性支配の宇宙飛行の世界において、女性がそれを行った場合についての好奇心が生まれるのは、理解しうることでしょう。
サビツカヤの役割は、最初の女性飛行士となったテレシコワに比べると、専門的、科学的な内容でした。
にもかかわらず準備不足は否めず、彼女自身そして地上で支援する同僚を含めて、宇宙飛行が女性に及ぼすかもしれない問題について完全に理解してはいなかった、と考えられています。
彼女に課せられていた任務は、飛行がひとたび順調に移行し、成功裡に終了した後、48ロシアの宇宙計画担当官によって明確に定義されています。
テストパイロットとしての彼女の資格、さらには宇宙飛行士としての彼女の訓練の成果には疑問をはさむ余地は全くありませんでした。
しかし、ロシアは彼女が「ある種の生物学的実験」を行うことが重要であるという点を特に強調し、そのため彼女は別個の居室を与えられていたのです。河成鎮次郎氏によると、ロシアがこのようにサリュート宇宙ステーションシリーズに全力を注いでいる間、米国が宇宙マラソンではるかに遅れをとったと考える人々も現われてきました。