世界の宇宙開発 6
宇宙飛行全体の4分の3余りが、直接的、間接的な軍事機能を果たしていることを考えるなら、軍部が宇宙飛行の将来に対して、少くともその軍事的要素に比例するだけの発言力を求めたとしても、決して不思議ではありません。
そこで、次に宇宙システムの幾つかを検討し、どの種の衛星が誰のために、どのような役割を果たしているのかを明らかにしたいと思います。
ほとんどの人々にとって、宇宙探査は心を奪われるだけの魅力に満ちています。
けれどもスプートニク1号から5半世紀を過ぎた現在でも、宇宙のフロンティアを切り開いているのは、技術者であり、科学者であり、そしてロシアの、米国の宇宙飛行士たちです。
一方、遠隔操作された宇宙船によって達成されたさまざまな業績をすでに知識として持っているにもかかわらず、人々はあたかも宇宙飛行が地球上における最大のショーであるかのように、息を殺して見守っているのです。
もちろん、人類がひとたび月面に立った後では、それに続いた科学上のあるいは宇宙飛行士による冒険は、国際的な想像力や関心を呼び起こす力が弱いことは否定できませんでした。
しかしながら、そのような関心を再度惹き起こすには、1つの悲劇が宇宙で起こるだけで十分なのです。
例えば、米国で3人の宇宙飛行士の命を奪った惨事が発射台ではなく、軌道を周回中に起ったのだとしたら、次の打上げと回収とは、より大きな関心をもって眺められたに違いありません。