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2010年10月 アーカイブ

世界の宇宙開発 7

このような、ある意味では無気味な見方にここで触れるのは、国際的な世論というものが現在何が起っているかに全く関心を持たないか、あるいは素晴らしい技術的成果といったものに目をくらまされてしまうことを承知している政府は、その意図する計画の内容をどうにでも進め、実現することができるのだ、という点を示すことにあります。


また、このような議論では、大衆の気まぐれさという点も暗示されています。


と同時に、社会全体としてみた場合、何故にこれほどまでの技術、注目そして資金が宇宙探査に注がれているのかと、疑問を提出すべき時点に到達していることも、確かなのです。


初期の頃には、その答は明らかでした。


それはちょうど、なぜ山に登るのかという問と多くの点で共通していました。


なぜならそこに宇宙があるからだ、と言うことができたのです。


宇宙は昔も今も、挑戦の対象として存在しています。


初期の飛行には、素晴らしい成果という以上のものがありました。


科学や技術が宇宙探査にその力を振り向けなければ、責任を回避していると批難されたに違いありません。


同様に、軍の各部門は、そのような宇宙探査を奨励し、利用しようとする誘惑を抑えつけていたとしたら、余りにも無知だと言われていたでしょう。

世界の宇宙開発 8

担当者が研究所や政府の部局に属していない場合であれば、さまざまな宇宙計画の発足以来何卜億ドルにも上っているその費用が、有効に使用されたことを示すリストを強硬に要求されてもいたでしょう。


ここでは、軍事用の宇宙関係支出が民間の現在では追い越していることが見てとれます。


1960年代においては、宙飛行がNASAの支出を極端に押し上げています。


もちろん、微小技術の発展から、衛星を通じての通信(これにはもちろんテレビジョンも含まれています)、さらには衣料、医学、材料などのあらゆる分野において、前進が記録されてはいました。


そして人類にとっての恩恵はこれからなのかもしれません。


多くの人々にとっては、宇宙飛行と宇宙への信号が、いつの日か、地球の人類と何らかの共通項を持った他の生命体との接触をもたらすかもしれないという、あのかすかな望みと期待とが常に存在しているのです。


その一方で、これまでの宇宙開発は地球から遠く離れた、私たちの銀河系の周辺部で行われているわけではなく、ほとんどが地上ほんの数百キロメートルの場所で進められているにすぎません。


これには多くの理由があるのです。

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