関係をいきいきさせている
面白さは、放っておけば窒息状態にある商品に酸素を送りこむというだけではありません。
その商品の背後にある"風俗"や"欲望"や、さらにその奥にある"人間というもの"に息を通わせ・・・
それとわたしたちとの関係をいきいきさせていることがわかるのです。
それでもなお、つまり広告としての効用を失ってもなお面白いと感じられるのは・・・
そこにわたしたちと同じように、いかがわしくて、不思議で、愚かで、だからこそ魅力的な"人間"が、人間の想像力のなかにある"宇宙"が、いきいきと見えているからじゃないでしょうか。
・・・それは、わたしが谷川俊太郎さんの詩を読んで「面白い」と感じたり、野田秀樹さんの芝居を「面白い」と思ったりするのと、本質的には変わらないと思います。